太陽光発電の設置で注意すること

太陽光発電システムの費用に関する点

太陽光発電システムの費用と言うことでは「保障制度」もポイントになってきます。現在でも太陽光発電システムはかなり高価なものです。信頼性もかなり高くなってきてはいますが、それでも長く使っていればどうしても不具合が出る場合もあります。そこで「保証制度」はやはり重要なチェック項目となるのです。


どの製品にも保証は付いていますが、内容はいろいろ異なります。「10年保証」、「20年保証」とあっても保証期間の長さだけが重要なのではありません。長期間保証の対象機器が限られていることも珍しくありません。


保証内容については機器の補償範囲を確認してください。出力保証もチェックしたいところです。


太陽光発電は、屋根で発電する「モジュール」、発電した電気を使うための「パワーコンディショナー」、操作や発電量を確認する「リモコン&モニタ」などが基本構成です。モジュールを屋根で固定する「架台」も重要パーツです。どうしても屋外に設置する太陽電池モジュールに注意がいきやすいのですが、各機器の保証期間の違いも確認しておきましょう。


故障だけではありません。メンテナンスにお金がかかる場合もあります。太陽光発電システムは基本的にはメンテナンスフリーなのですが、保守契約内容によって点検、メンテナンスに費用がかかる場合があります。基本的に11年目以降は有償での保守契約となるので、メンテナンスにお金がかからないということではないと知っておいてください。


さて、太陽光発電を投資目的にする人もいます。補助金や余剰電力の新しい買取制度を利用すれば、設置費用を回収した以後には、発電した電気量が利益となります。これを投資としての魅力と考えることもできますが、買取制度や補助金制度はどのように変化するか不透明でもあります。中止になる可能性だってあるのです。基本的には投資での過度の期待は望まない方がいいでしょう。